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自宅サーバーを始めよう 第1章 導入編

みなさんこんにちは近海の鯖です。今回は私の得意分野であるサーバーに関するお話です。

みなさん自宅サーバーという言葉を聞いたことはありますか?

あまりなじみのない言葉かもしれません。しかし、この記事を見にきたということは少なからず興味があるのではないでしょうか。

そんな少し疑問のある自宅サーバーですが、この記事のタイトルを見ての通り、章分けしているので複数の章に渡って解説をしていきたいと思います。

第1弾となる今回は、「サーバーとは」「OSのインストール」の2つをメインに説明をしていきます。


自宅サーバーとは何か

自宅サーバーとはその名の通り、自宅に置くサーバーのことです。

サーバーというものは通常であればどこかの企業のサーバールームなどにあるものです。

サーバーには「サービスを提供するコンピュータ」という意味があり、厳密にはサーバーという機械はなく「サービスの提供に特化したコンピュータ」です。

サービスを提供するという意味でのサーバーなのでパソコン関連以外でもたくさんあります。例えばウォーターサーバーやビールサーバーなどがあります。どちらも飲料(サービス)を提供するサーバーです。

上記した通り、家に設置しているサービスを提供するコンピューターを自宅サーバーと言います。簡単にいうと、企業にあるサーバーを家においたら自宅サーバーです。


サーバーの種類

サーバーという名前は大きな分類の総称で、種類ごとに色々なものがあります。

多種多様なニーズに合わせて柔軟に対応することができます。

企業であればオフィス内に数十、数百台のサーバーが稼働しています。

複数台のサーバがありますが、大抵の場合は色々なサーバーが動いています。

サーバーの種類には

Webサーバー

Webサイトを取り扱うサーバー

メールサーバー

メールを転送・受信を行う

データベースサーバー

データを管理してデータを取り出すサーバー

など代表的なサーバーから

NTPサーバー

時刻修正のプロトコルNTPを取り扱うサーバー

など表立ってはいないけど裏でシステムを支えるサーバーまであります。


サーバーに必要なもの

サーバーに必要なものはパソコン、各種ケーブル、ネット回線、空のDVDディスクです。大体の場合は昔使っていたパソコンを流用するのがメジャーです。他にも安いものを中古で買うのも手です。

メインのパソコンとして使っているパソコンにはインストールしないでください。データが消えます。

必要なケーブルは最低限です。インストールが終わればディスプレイケーブルすらいらなくなります。

ちなみに、OSは入っていなくても後述する方法で入れるのでなくて大丈夫です。

データが消えるので、昔使っていたパソコンを流用する人はHDDやSSDを別途購入してください。

パソコン1台しか持っていないけどサーバーを建てたい

実はパソコンが1台しかなくてもサーバーを立てる方法はあります。

仮想マシンを利用してWindowsやmacOSの上にサーバーを立てることができます。

この様に物理的なパソコンの上にWindowsなどのOSが乗っかっていますが、その上に仮想マシンというものを使えば更にOSを動かすことができます。

ただ、この方法では多数のシステムが動くことになるので、スペックに十分な余裕がないときついです。また、サーバーとして運用するとなると24時間365日動かすことになるので電源を切れなくなります。

また、仮想的なものなのでサーバー自体のスペックも低くなり、低レイテンシを求められるシステムにはあまり向いていないです。(通常の家庭で使われるパソコンでは性能不足が顕著に出る)

使用するパソコンが古すぎるとこの仮想化支援機能が搭載していないこともあるので注意が必要です。

また、下準備が異なるので今回は説明しません。どこかのタイミングでできたら説明したいと思います。


OSのインストール

今回は家に余っていたPCがあったのでそれを使います。

OSというのはWindowsmacOSAndroidiOSといったコンピュータを動かすための基本的なソフトです。

サーバーではWIndowsServerやLinuxを使うのがメジャーです。

macOSapple製品にしか入れられないので選択肢としてありません。またAndroid,iOSはスマートフォン向けのOSのため使うことができません。

WindowsServerは有料で数十万円ととてつもない値段がするので自宅サーバー界隈で使っている人は少ないかと思われます。

ということで今回はUbuntu(ウブントゥ、ウブンツ)というLinuxの派生系OSを使用していきます。

LinuxにはDebian系とRedhat系、slackware系がありますが、UbuntuはDebian系です。私はDebian信者なのでUbuntuを使います。

 

ここからは普段使っているパソコンで操作をしてください。

こちらのサイトから最新のUbuntuをダウンロードします。

https://www.ubuntulinux.jp/download

余ってるパソコンに入れる場合は「日本語Remixイメージのダウンロード」をクリックしてください。今回はこちらの方で説明を続けます。

先ほどの仮想マシンに使用する場合は「日本語Remix仮想ハードディスクイメージのダウンロード」をクリックしてください。

一番上の「ubuntu-ja-18.04.1-desktop-amd64.iso(ISOイメージ)」をクリックしてダウンロードしてください。(バージョンは常に変わるのでそのときの最新版を入れてください。)

ダウンロードには時間がかかります。

ダウンロードが完了したらDVDドライブに書き込みます。

ダウンロードしたファイルを右クリックし、”ディスクイメージの書き込み”をクリックしDVDに書き込んでください。

 

!ここからはサーバーにしたいパソコンで操作をしてください。!

書き込み終わったらサーバーにしたいパソコンを起動して、今書き込んだDVDを挿入してください。

そうすると読み込みが始まり、インストール画面が表示されます。

インストールが開始できない

DVDを挿入してもインストール画面にならない場合はBIOSの起動順序を変更する必要があります。

パソコンの電源を入れ、メーカーロゴが画面に出ている時にF2キーもしくはDeleteキーを連打するとBIOS設定画面に移行します。設定画面内起動順序の項目の中でDVDドライブの優先順序を一番高く設定してください。操作方法はメーカーによって違うので画面内に表示されている説明に従って変更してください。

変更が終わったら設定を保存して再起動を実行してください。これで自動的にインストール画面が表示されます。

また、使用しているDVDディスクが安いものを使っている場合は書き込み不良等によりインストールできないことがあるのでご注意ください。


これがUbuntuのインストール画面です。「Ubuntuをインストール」をクリックします。

キーボードの設定を聞かれます。大体の場合は日本語で良いと思うのでそのまま「続ける」をクリックしてください。

インストールについて聞かれるので、今回は通常のインストールを選択してください。よければ「続ける」をクリックしてください。

ディスクを削除してUbuntuをインストールを選択し、「インストール」をクリックしてください。

クリックするとこの様な確認が出るので、よければ「続ける」をクリックします。

次に地域の設定をします。Tokyoになっていることを確認して「続ける」をクリックします。

最後にユーザー名やパスワードを聞かれるので自由に入力してください。これが終わったら「続ける」を押してください。これで設定は終了です。

全てのインストールが終了するとこの画面が表示されるので、「今すぐ再起動する」をクリックしてください。

この画面が表示されたらDVDを取り出し、エンターキーを押してください。

この画面が表示されたら準備完了です。第一関門突破!


サーバーの下準備

さて先ほど無事にインストールが終わったUbuntuですが、ここがスタート地点です。ここからは、サーバーを遠隔で操作できる様にするSSHをインストールします。

下準備

デスクトップ上で適当な場所を右クリックして「端末を開く」をクリックしてください。

この様な画面が出てくるので、

sudo apt install net-tools

と入力してエンターを押してください。

先ほど設定したパスワードを聞かれるのでパスワードを入力してエンター。この画面をターミナルと呼びます。

次に以下のコマンドを実行してください。

sudo apt-get update

sudo apt-get upgrade

途中で[y/n]と聞かれるので聞かれたら”y”キーを押してください。

 

SSHのインストール

SSHとはセキュアシェルの略で、ネットワークを介してサーバーをコマンドでコントロールすることができます。送信するコマンドは暗号化がされているのでセキュアです。

ターミナル上で

sudo apt-get install openssh-server

と入力してください。

これでインストールは終了です。

 

最後にターミナルで

ifconfig

と入力し、IPアドレスを確認してください。

 

IPアドレスは赤枠の中の数字です。この場合、192.168.1.25がこのサーバーのIPアドレスです。このアドレスをメモしておいてください。

そうしたら次にこのIPアドレスが勝手に変わらないように固定をします。

ターミナルで

route -n

と入力すると↑の画像のようなものが出ると思います。この中のゲートウェイという項目のIPアドレスをメモしてください。この場合だと192.168.1.1です。

 

 

次にメニューから設定を開いて、「ネットワーク」を選択し、「有線」の中の歯車をクリックします。

※メニューは左下の点々です。

 

ここにifconfigで得たIPアドレスとネットマスク、ゲートウェイを入れればOKです。あとは上の適用をクリックすれば完了です。

あとはメインPCから操作ができるはずです。

 

 

ここからはメインPCで操作します。

メインPCでSSH操作するためにフリーソフトをインストールします。

今回はテラタームと呼ばれるソフトを使います。こちらのサイトからダウンロードしてインストールをしてください。

https://ja.osdn.net/projects/ttssh2/

先ほどのIPアドレスを入力して「OK」をクリックしてください。ユーザー名とパスワードを聞かれるので、インストールの時に設定したものを入れてください。

この画面が出れば成功です。これでWIndowsからサーバーの操作ができます。この画面の事をコンソールと呼びます。

 

この機能を利用して遠隔操作することができます。ここまでくればサーバー本体は電源ケーブルとLANケーブルさえ繋がっていればいいという状態になります。


Linuxのコマンド集

ここからはコマンドについて説明します。サーバー管理ではコマンドを使いますので基礎的なコマンドを紹介していきます。

コマンド 説明 文法 使用例
cd 作業ディレクトリを移動するコマンド cd 移動先のパス cd /home/ubuntu
cp ファイルをコピーするコマンド -R を付ける事で再帰的にコピーする cp (オプション) コピー元 コピー先 cp test.txt ubuntu/
mv ファイルを移動するコマンド -R を付ける事で再帰的に移動する mv (オプション) 移動元 移動先 mv test.txt  ubuntu2/
rm ファイルを削除するコマンド -R を付ける事で再帰的に移動する rm (オプション) 削除するファイルのパス rm test.txt
pwd 現在いるディレクトリを表示する pwd pwd
nano エディタを使用する Ctrl+Oで上書き保存、Ctrl+xで終了 nano ファイル名 nano test.txt
ls 現在のディレクトリにどんなファイル・フォルダがあるかを表示する ls (オプション) ls
mkdir フォルダを作成するコマンド mkdir フォルダ名 mkdir ubuntu3
sudo これを先頭につけることで管理者権限で実行する sudo {コマンド} sudo nano /var/www/html/index.html

これらの他に様々なコマンドがあります。基本的にコマンドですべての動作ができます。皆さんが何気なく右クリックでコピーとやっている動作も裏ではこのようなコマンドとして動いています。そう考えると少しわかりやすいところもあるのではないでしょうか。


最後に

さあ今回は第一の障壁であるサーバーの導入について書かせてもらいました。第2章となる次回にはWebサーバー&Wordpressの構築について書かせていただきます。

webサーバーはみなさんが今見ているこのページを表示するためのサーバーです。

そして、WordpressはWebサーバー上で動くソフトで、導入するとワードの様に簡単にブログを構築できます。

第2章をご覧いただくと、自前でブログサイトを設置できるようになります!ぜひ次回もよろしくお願いします。

次回以降はここまで大変な事は無いのでご安心ください。

また、Linuxに興味が沸いたら是非「せっけん」さんが執筆されたこちらの記事もご覧ください!

【初心者向け!】Linuxって何?初心者にも分かり易く解説します!

それではここまでご覧くださりありがとうございました。第2章公開までお待ちください。

この記事の著者

近海の鯖

記事をお読みいただき、ありがとうございます。近海の鯖です。

動画制作や画像編集をしています。また、別件ですが個人でサーバー運営などもしており、届出電気通信事業者として活動もしています。
サーバー関係のノウハウなども記事にして発信していけたらと思います。

趣味がとにかく多く、更にその趣味を仕事に変えたりしています。
パソコン系から始まり、ロードバイクやバイク、車、更には園芸まで幅広い趣味を持っています。

最近ではVRにハマり、VRおじさんになってます。

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