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「ネットが重い」を解消する5つのテクニック(光回線)

皆さんこんにちは。近海の鯖です。

 

この度、MultiCoreNewsさんにて記事を書かせて頂ける事になりました。

よろしくお願いします。

 

さて今回お話いたしますのは、私の得意分野である「ネットワーク」についてお話します。

電気通信設備工事担任者の資格を持つ私から皆さんに正しいネットワークテクニックを伝授します。


家にPCがない人は年々多くなっているという話も聞きますが、家にWi-Fiがないという話は滅多に聞かなくなってきてるほど一般家庭にネットワークは普及しています。

パソコンであったり、スマホ、タブレット、ゲーム機、はたまた家電までありとあらゆる機械が今日ではネットワークにつながっています。

 

しかし、たまに「今日はネットが重いな~」なんて思った経験ありませんか?

また、「家にネット引いたけどずっと重いな」という人も必見です。

 

それ、もしかしたら改善するかもしれません。


目次

1.大容量ダウンロード・4Kストリーミング等を家族が行ってないか確認する

2.Pingを行いどこが悪いか調べる

3.ルーター、ONU(回線終端装置)を再起動する

4.LANケーブルの劣化などを疑う

5.プロバイダの乗り換え

6.その他


1. 大容量ダウンロード・4Kストリーミング等を家族が行ってないか確認する

 

同一家庭内(同じネットワーク)で容量のでかいファイルをダウンロードしたり、家族が4K動画の再生、または動画配信サービスを複数人が利用しているなどを行っている場合、

回線に大きい負荷がかかるので別のPCからの通信は遅くなることがあります。

この場合には利用を控えてもらうか、若しくは解像度を落として再生してもらうと負荷が少なくなり快適になります。

画質の切り替えは以下の通り


2.Tracertを行いどこが悪いか調べる

 

Tracertは宛先までの間にあるネットワーク機器を表示するコマンドです。

これで宛先との間の情報がわかるのでこれを利用します。

 

1.左下にあるスタートメニューに「cmd」と入力します。

2.  そうするとコマンドプロンプトと出てくるのでそれを開き「tracert -4 google.com」と入力します。

3.ずらずらと数字が出てきます。

これであなたのPCからGoogleのサーバーまでの間にある経由地点(ルーターなど)が表示されます。

水色で囲われているところが入力したコマンドです。

緑色のところがLAN内、つまり家の中のルーターなどが表示されています。筆者の環境は特殊でルーターが3台ありますが気にしないでください。

赤色のところがWAN側、つまり家から外の中継機器です。

 

この中で重要なのは「時間の項目」です。1msとなっているこれが応答速度です。

この速度が極端に遅ければその箇所で問題が発生しているかもしれません。

 

「google.comが名前解決できません」とエラーが出た場合は

tracert -4 8.8.8.8

と入力してください。

8.8.8.8はGoogleのパブリックDNSです。

 

PCからルーター(デフォルトゲートウェイ)間(緑)10ms以内で、ルーターからGoogle間(赤)100ms以上遅いとなるとルータより先で障害があり遅延していることがわかります。

ルーターより先での不具合はこちら側ではどうしようもないので、契約元のプロバイダーに電話をしてください。

これがもし緑のところが異常に遅いなどの不具合が出ていれば、対象のルーターを再起動等してください。(または買い替えを検討する時期)

 

参考までに筆者の8.8.8.8への応答速度は12msでした。

 

※この方法は必ずしも問題が特定できるわけではありません。何回かに1回はこけたりします。


3.ルーター、ONU(回線終端装置)を再起動する

 

ONUは回線を契約して工事したときにプロバイダから支給される白または黒の文庫本サイズの装置です。

大体の家庭では契約したときのまま起動したままという状態だと思います。

しかし、24時間ずっと稼働していると何かしらの原因で速度が低下することがあります。これらは再起動すると治ることがあります。

 

再起動前にルーター、ONUのステータスランプに赤色のランプが点滅または点灯している場合はプロバイダのカスタマーサポートに電話してください。

再起動方法は裏についているケーブルを全て抜き、10秒ほど待ってから再度つなぎましょう。

この時配線の状態を写真に撮っておくと差し込むときに間違えなくて済みます。

1分程経ってから本体のLEDランプを見て〈Error〉などの項目にランプがついてなければ成功です。

 

 

 


4.LANケーブルの劣化などを疑う

 

遅い理由がLANケーブルに起因する場合もあります。

何かを買ったときに付属でついてきた程度のLANケーブルだと接触不良などが起き、最初はよかったものの使っているとダメになることがあります。

また、床を這わせているケーブルも、踏まれたり擦れたりして内部がボロボロになっている場合もあります。

 

そんなときはケーブルを変えてみましょう!

 

LANケーブルには複数の規格があり、カテゴリー(Cat.)で表記します。カテゴリーはCat5、Cat6、Cat6A、Cat6E、Cat7などがあります。

 

家電量販店などではカテゴリー7が高速でおすすめと紹介していますが必ずしもそうとは限りません。

むしろ、一般家庭では買ってはいけません。

 

そもそも、Cat6、Cat5とCat7では構造が違います。Cat6、5はUTPと言い2本の銅線をより合わせた構造です。

しかしCat7ではSTPという構造になっており、先述したUTPの構造を持ちつつ電磁波などから守るため銅線の外側に包み込むように電磁遮蔽シールド処理が施されているケーブルです。

 

これだけ聞くと、UTPよりSTPのほうが電磁波などのノイズから通信を守ってくれるので良さそうですが、そうではありません。

STPは元々電磁波が多く出る工場など、特殊な環境で使うために開発されたものであり、

性能を十二分に発揮するには接地(アース)必要です。一般家庭には洗濯機のコンセントなどにアースがついていますが、

これらは家電が漏電したときに感電防止を図るための保安接地(D種)であり、Cat7で必要な接地は通信専用の接地が必要です。

一般家庭でクリーン接地での基準電位(0V)確保は難しいのが現状です。

 

また、この接地が必要なのはルーター、ハブを含めたネットワーク周辺機器全てであり、

接地が取れていない状態で使用するとケーブルを包んでるシールドが防いだ電磁波を放電できず

場合によっては逆に通信に悪影響を及ぼすことがあります。

ここまで話してわかる通り一般家庭におけるCat7のメリットはほぼ皆無です。

そもそも、一般向けのCat7ルーターは執筆時点では販売していません。

 

結局どのカテゴリーがいいの?

結論から言うとCat6Aがおすすめです。

 

カテゴリー6にはCat6,Cat6E,Cat6Aの3つがありますがこれらの違いについて説明します。

CAT6 は、TIA(アメリカ通信工業会)と EIA(アメリカ電子工業会)が策定した規格です。通信速度は 1Gbps、伝送帯域は 250MHz です。

CAT6e は、LAN ケーブルのメーカー独自の規格です。CAT6e は、CAT6 よりも通信速度と伝送帯域が向上しており、それぞれ 10Gbps、500MHz です。

CAT6e 登場後、TIA と EIA は CAT6e と同じ通信速度と伝送帯域を持つ CAT6A を策定し、ANSI(米国国家規格協会)が CAT6A を承認しました。

 http://direct.pc-physics.com/network/cat6-cat6a-cat6e-difference.htmlより引用

これをみてわかる通りCat6AとCat6Eの違いはほぼなく、Cat6Aのほうが正式な規格のためこちらをお勧めします。

 

また、LANケーブルを変える際にPCからONUまでの線すべてを変えるようにしましょう。

PCからルーター、ルーターからONU と全て変えると光回線の場合は大幅なスピードアップが見込めると思います。

筆者の環境では250MbpsがせいぜいでしたがケーブルをCat5からCat6Aに変えたところ700Mbpsまで向上しました。

 


5 プロバイダの乗り換え

プロバイダを変えると同じ環境でも通信速度が大幅に向上することもあります。しかし、良いプロバイダというのはそれなりに料金もかかるものです。ここはお財布と相談して決めてください。

プロバイダは地方によってサービスを提供していなかったりするので一概にここが良いとは言えませんがご参考までにお考えください。

 1絶対的王者「フレッツ光」

  通信界の絶対的王者といえば「フレッツ光」です。一体何が王者なのかというと、高性能な設備です。

  フレッツ光の運営元はNTTです。そう、その昔国営で行っていたNTT様です。やはり元国営だっただけあり回線設備や回線網がしっかりしています。

  しかもNTTは、世界に13台しかないDNSルートサーバーの1つを持っています。それぐらい技術力や権威があるプロバイダです。

  (正確に言うと世界中にルートサーバーはあるが、それは分散が目的だったりして話が別になってしまうので割愛)

  とにかくサービス提供エリアが広かったり、通信が安定していたり、高速だったりといい事ずくめですがもちろんデメリットもあります。

  そう、そのデメリットとは料金が高いということです。ココはお財布と相談ですかね

 

 2中部地方ならココ「コミュファ光」

  中部地方では「コミュファ光」がおすすめです。こちらは中部電力系列の通信サービスです。顧客満足度が2年連続1位だったりします。

  コミュファ光のすごいところは、光回線網(光ファイバー)を自社で持っている点にあります。

  通常のプロバイダでは光ファイバーの敷設には莫大な費用がかかるため、

  NTTの回線網に便乗している形態が多いのですが、コミュファ光は自社ファイバーです。

  筆者が契約しているプロバイダはコミュファ光です。

  とにかくストレスがなくネット活動ができます。ニコニコ生放送を7窓しても止まりませんでした。強い

 

 3ゲーマーならやっぱり「NURO光」

  NURO光は世界最速インターネットを提供しているプロバイダです。どれくらい早いのかというと、

  ほとんどのプロバイダの一般向け提供速度が1Gbpsであるのに対し、NUROでは10Gbpsを提供しています。

  単純計算で10倍早いネットができるということです。速度が早いため、オンラインゲームを行うゲーマーの間でも人気の回線です。

  デメリットは提供エリアが広くないのと10Gbps 対応の機器を揃えなければならない点です。

  提供エリアはそこまで広くありませんが、まだまだ出始めのプロバイダであり、

  現在も着々と範囲を広げているので提供エリア外の人でも気長に待ちましょう。

  10Gbps対応の機器を用意するのにかなり出費がかかるのはマイナス点です。

  LANケーブルがCat5では10Gbpsに対応していない為、ケーブル全てをCat6以上に変える必要があります。

  また、PC内部にパーツを増やしたりルーターを変えたりと手間がかかり、かなり出費がかさみます。


6.その他

 

台風などで強風が吹く日は、光回線の繋がりが悪くなる事があります。

というのも、光ファイバーというのは衝撃などに弱く強風で揺れると断線のようになることがあります。

これはどうしようもないので、プロバイダに電話をして待ちましょう

(台風後は通信事業者はてんてこ舞いだったりします。)

 

お盆や旅行などで家を留守にしており、帰ってきた所ネットに繋がりにくくなったという事象もたまに見受けられます。

これは大体の場合が、留守の間家の中がかなり暑くなり、先述したONUやルーターなどがオーバーヒートしてしまう事が原因として挙げられます。

電源を抜いて冷ましてから再度入れてみてください。しかしこれでも治らない場合は内部までダメになっていることもあるのでプロバイダに電話しましょう。

 

ほとんどの回線は1Gbpsの回線を(1Gbps契約時)32世帯に分岐しているので、

近所にヘビーユーザーが引っ越してくると回線速度がガタ落ちすることがあります。

これは一定の時間だけ重くなる(例えば19時から)時はこのようなことが考えられます。

24時間重い場合はその他の原因で重くなっている可能性があるため、お使いのプロバイダのサポートセンターにお聞きください。

 

また、筆者の環境であった例として、ネットワークにつながっていた別の機械が壊れてネットワークにつながらなかったなんてこともありました。

この場合では、我が家の1階にあるルーターが故障して、LAN回線上に無駄な通信を送りまくってて回線が圧迫されるというものでした。

見分け方としては、ルーターなどのLANケーブルを挿すところについているLEDが高速に点滅してるかどうかです。

異常なときはとんでもないスピードで点滅してました。


いかがだったでしょうか

これでだいぶ改善できると思いますが、今回書いていないPC側のトラブル等もありますので治らなかった場合はプロバイダにご連絡ください。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

次回もよろしくおねがいします。

バイバイ(^_^)/~

この記事の著者

近海の鯖

記事をお読みいただき、ありがとうございます。近海の鯖です。

動画制作や画像編集をしています。また、別件ですが個人でサーバー運営などもしており、届出電気通信事業者として活動もしています。
サーバー関係のノウハウなども記事にして発信していけたらと思います。

趣味がとにかく多く、更にその趣味を仕事に変えたりしています。
パソコン系から始まり、ロードバイクやバイク、車、更には園芸まで幅広い趣味を持っています。

最近ではVRにハマり、VRおじさんになってます。

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