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横須賀軍港巡り体験レポート! 自衛艦と世界各国の軍艦その他を見てきました!

日本を守る自衛艦たちの一大拠点である横須賀港。その歴史は古く、江戸時代末期の1865年に徳川幕府で勘定奉行や外国奉行を歴任した小栗上野介忠順がフランス人技師ヴェルニーの助力を得て製鉄所を建設。これが横須賀という名を世にしらしめる契機となり、1884年の横須賀鎮守府の設置を経て今日の興隆を見ています。

 

現在の横須賀は海上自衛隊の拠点の1つである横須賀基地が街の中心となっており、アメリカ海軍第7艦隊の海軍港湾施設なども存在しています。

 

今日筆者がやってきたのは、巨大な船舶が無数に浮かぶ横須賀港の汐入ターミナル。ここでは「YOKOSUKA軍港めぐり」という約45分間のミニクルージングが行われており、横須賀港に停泊している自衛艦や海外の軍艦を見ることができるのです。この記事では、2018年8月某日の軍港巡りで目にした各種船舶について書かせていただこうと思います。

 

ただし、横須賀の船舶の出入りは激しいため、ツアーに参加してもこの記事に登場する船を必ず見ることができる保証はないことはご理解いただければ幸いです。

 

▲軍港巡りの主力船「シーフレンド7」。定員は晴天時230名。雨天時130名。

まだ夏休みということもあり、平日にも関わらず大勢のお子様たちと一緒に乗船。スタッフの方々に見送られ、シーフレンド7はゆっくりと桟橋を離れていきました。

 

出発直後、まず右手に見えてきたのは真っ黒い潜水艦でした。

 

汐入ターミナルの右側は米軍第七艦隊の基地となっているのですが、潜水艦に関しては自衛隊の司令部が米軍基地の中に置かれているので、日本側も米軍施設を使わせてもらっており、潜水艦は右側に停泊しているとのこと。この潜水艦の艦尾には日章旗がひるがえり自衛艦であることを示しています。

 

▲DDH-183 ヘリコプター搭載護衛艦「いずも」

左側にひときわ大きな船舶が見えてきました。この船は2015年に就役した「いずも」。横須賀を母港とするヘリコプターを運用する護衛艦です。

全長は約250m、横幅は約40mと、現在海上自衛隊が保有する船の中では最も大きいものとなります。同型艦には2017年に就役した「かが」がおり、こちらは呉を母港としています。

 

▲軍港巡り前に横須賀駅近辺で撮影した「いずも」。圧倒的な存在感を持つ

いずもを目の当たりにした乗客たちは筆者も含めおおはしゃぎ。皆、手に手にカメラやスマホをかかげ、「いずも」の雄姿を撮影しておりました。

 

次に右を見ると、今度は3隻の潜水艦が並べられておりました。まだまだツアーは始まったばかり。これから先、何を見ることが出来るのか期待は高まるばかりです。

 

▲フォーミダブル級フリゲート「テネイシャス」。優れたステルス性を有する

この日はなんと、シンガポール海軍のフリゲート「テネイシャス」が寄港していました。添乗員の方が「シンガポール海軍の軍艦を見るのは初めて」というほど稀なことらしく、この日のツアーに参加した乗客たちは大変にラッキーだったようです。

 

▲DDH-89アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦「マスティン」

「マスティン」は強力な索敵能力、情報処理能力、対空能力を保有する、イージス艦と呼ばれる艦艇の1隻。イージス艦の目印とも言える白い八角形のレーダー用固定式平板アンテナが写真中央付近にはっきりと確認できます。

 

▲DDG-63 アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦「ステザム」

同じくイージス艦の「ステザム」もその姿を見ることが出来ました。米軍は現在13隻のイージス艦を横須賀に保有しており、これらの艦は本来、空母「ロナルド・レーガン」の護衛用として配備されているのだそうです。運が良ければ入港している「ロナルド・レーガン」を見ることが出来るのですが、今回は残念ながら出航中でその威容を見ることはかないませんでした。ですが……。

 

▲右がイギリス海軍揚陸艦「アルビオン」

通常「ロナルド・レーガン」が停泊している場所に、イギリス海軍のドック型輸送揚陸艦「アルビオン」が停泊しているという幸運に巡り合いました。揚陸艦とは人員や物資を他の艦の手を借りずに自力で地上へと運び出すことが出来る船のことを指します。「アルビオン」は先日は晴海にて内部が一般公開され、好評を博しています。

 

▲DD-111 たかなみ型護衛艦「おおなみ」

「アルビオン」を通り過ぎると、「おおなみ」が入港しようとしている姿に行き合いました。稼働状態の自衛艦を見ることができるのは運がいいとのこと。ここから先は横須賀港を出て、隣の長浦港へと移動していきます。

 

▲AGS-5105 海洋観測艦にちなん(左) AGS-5104わかさ(右)

長浦港で最初に目に入ったのは、海底地形・底質や潮流・海流、地磁気、水質や海上気象などを調査する「海洋観測艦」の「にちなん」と「わかさ」。

 

▲AGB-5003砕氷艦or南極観測船 「しらせ」

「にちなん「わかさ」の左前方に停泊していたのは南極観測船「しらせ」。「しらせ」は1年を通して南極にいることが多いため、こうして目に出来る機会は少ないそうです。

文部科学省の予算で建造されていますが艦の運用は自衛隊によって行われており、文部科学省では「南極観測船」。防衛省では「砕氷艦」として表記しているとのこと。

 

▲AGS-5106海洋観測艦「しょうなん」(左) 右は除籍艦のため艦番号無し

さらに、海洋観測艦の「しょうなん」と除籍艦の姿を見ることが出来ました。

 

▲ASR-404潜水艦救難艦「ちよだ」

「ちよだ」は2018年3月に就役したばかりの最新鋭艦。潜水艦の乗員を救出するための深海救難艇や遠隔操作式の無人探査機を装備している。さらには大規模災害が発生した際には被災者の生活支援拠点としての使用を想定されており入浴施設や医療設備などが充実。災害大国である日本にとって、大きな支えとなる艦でもあります。

 

▲DD-110 護衛艦「たかなみ」(左) ASE-6102試験艦「あすか」(右)

127㎜単装速射砲を装備した護衛艦「たかなみ」と、艦載兵器実験艦「あすか」の雄姿。「あすか」は省力化やステルス化の試験検証用に建造された特殊な艦で、同型艦は存在しません。

 

▲MSC-606 掃海艇「まつしま」(左) MSO-305 掃海艦「ひらど」

こちらは機雷の排除を担当する掃海艇「まつしま」及び掃海艦「ひらど」。掃海艇と掃海艦の違いは艦の大きさで分けられており、掃海艦の方が若干大型となっている。

 

▲MSO-304掃海艦「あわじ」

あわじ型掃海艦のネームシップ「あわじ」の姿も見ることが出来ました。

 

▲YO 29 油船

油船25型YO29は主に重湯や軽油といった船舶用の燃料を補給する任務を担当している小型船。

 

▲YG 206 油船

YGを冠する270トン型油船は航空燃料輸送艦。

 

こうして様々な船舶を眺めながら、45分の船旅は瞬く間に終了しました。その日、どの船を見ることが出来るのかは半ば運ということもあり、何度行っても新しい姿を見せてくれる「横須賀軍港巡り」。

まだ未体験という方にとっては新鮮な体験を。もう何度も体験したことがあるという方にも新たな出会いをもたらしてくれる素敵なツアーであると、筆者は個人的に確信しています。

 

(文・写真:早川清一朗)

この記事の著者

早川 清一朗

酒とBattletechをこよなく愛するゲーム&シナリオライター。
昔はアニメライターだったのでたまにアニメ系をやることも。
最近はe-sportsにどっぷり漬かり中。

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